【大津市の歯医者が解説】銀歯の見た目が気になる方へ。ダイレクトボンディングで費用を抑えて自然な白い歯にする治療法も|大津市の歯医者「東野歯科医院」

ブログ

【大津市の歯医者が解説】銀歯の見た目が気になる方へ。ダイレクトボンディングで費用を抑えて自然な白い歯にする治療法も

「笑った時に銀歯が見えるのが気になる」

「昔治療した銀歯の下が、また虫歯になってしまった」

大津市にお住まいの方で、このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?

 

銀歯は保険適用で丈夫というメリットがありますが、見た目の問題や、金属アレルギーのリスク、虫歯の再発しやすさといったデメリットも存在します。

この記事では、大津市の東野歯科医院の実際の症例をもとに、気になる銀歯を自然な白い歯に替える治療法について、それぞれのメリット・デメリット、費用を分かりやすく解説します。

銀歯の再治療を「ダイレクトボンディング」で白くした症例

まずは、当院で行った実際の症例をご紹介します。

【治療前】

奥から2番目の歯に、銀色の詰め物(インレー)が入っていました。

残念ながら、この詰め物の下で再び虫歯ができてしまったため、再治療となりました。

患者様は、以前からこの銀歯の見た目を気にされており、今回は、自然な白い歯にしたいとご希望されました。

 

白い詰め物には、耐久性に優れた「セラミックインレー」(自費診療:44,000円〜)と、

費用を抑えられる「ダイレクトボンディング」(自費診療:16,500円〜)があります。

 

審美性と耐久性を両立するセラミックインレーが理想的な選択肢の一つですが、

今回は、患者様のご予算に関するご希望も伺い、ダイレクトボンディングで治療を行いました。

【治療後】

こちらが治療後の写真です。

どこを治療したのか分からないほど、自然な見た目と形に回復できました。

 

ダイレクトボンディングは、金属やセラミックに比べて強度が劣るため、

それほど噛む力が強い患者様ではありませんが、

今後、すり減りなどが起きないか、定期的に経過観察を行っていきます。

 

奥歯の虫歯治療|4つの代表的な詰め物の種類と特徴

症例でご紹介した以外にも、奥歯の虫歯治療にはいくつかの選択肢があります。

 

奥歯の虫歯治療には、代表的な方法として以下の4つが挙げられます。

  1. 金属インレー(金銀パラジウム合金など)
  2. セラミックインレー(ジルコニアなど)
  3. ダイレクトボンディング
  4. コンポジットレジン充填

これらの治療法は、大きく2つのグループに分けられます。

 

  • 間接法(歯型を取る方法): 歯型を採って模型上で詰め物を作製し、それを歯に接着する方法です。上記の①と②がこれに当たります。
  • 直接法(直接詰める方法): 歯に直接、歯科用の樹脂(レジン)を詰めて形を整える方法です。③と④がこれに当たります。

また、①と④は健康保険適用、②と③は自費診療となります。

 

一般的に、歯型を採る①や②の方法は、歯と歯の間や広範囲に及ぶ虫歯にも対応できます。一方、保険適用の④は、ごく小さな虫歯が対象です。当院で近年希望される方が増えている③のダイレクトボンディングは、直接法でありながら、ある程度大きな虫歯にも対応できるのが特徴です。

それぞれの治療法のメリット・デメリットを以下に解説します。


 

① 金属インレー(保険適用)

 

【メリット】

  • 保険適用のため、治療費が安価。
  • 強度や耐久性に優れている。

【デメリット】

  • 銀色なので見た目が目立つ。
  • 金属アレルギーの原因となる可能性がある。
  • 歯との間に隙間ができやすく、二次虫歯のリスクがある。

 

② セラミックインレー(自費診療)

 

【メリット】

  • 天然の歯に近い白さで、審美性(見た目)が非常に良い。
  • ジルコニアセラミックの場合、非常に強度が高く、すり減りにくい。
  • 汚れが付着しにくく、二次虫歯のリスクが低い。
  • 金属アレルギーの心配がない。

【デメリット】

  • 自費診療のため、治療費が高額(44,000円~)。
  • 強い衝撃で割れる可能性がゼロではない。

 

③ ダイレクトボンディング(自費診療)

 

【メリット】

  • セラミック治療より費用を抑えられる(16,500円~)。
  • 白く透明感があり、審美性(見た目)が良い。
  • 歯を削る量を最小限に抑えられることが多い。
  • 1回の通院で治療が完了する。
  • 金属アレルギーの心配がない。

【デメリット】

  • 金属やセラミックに比べると、強度や耐摩耗性は劣る。
  • 術者の技術力によって仕上がりが左右されやすい。
  • 経年的にわずかに変色することがある。

 

④ コンポジットレジン充填(保険適用)

 

【メリット】

  • 保険適用のため、治療費が安価。
  • 白い材料なので、小さな虫歯であれば目立ちにくい。
  • 1回の通院で治療が完了する。
  • 金属アレルギーの心配がない。

【デメリット】

    • 強度が低いため、奥歯の広い範囲や力がかかる部分には使えない。
    • 時間が経つと変色しやすい。
    • すり減りやすい。

まとめ

奥歯の虫歯治療には、主に4つの選択肢があり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。

どの治療法が最適かは、虫歯の場所や大きさ、患者様が「見た目」「耐久性」「費用」「アレルギー」のどれを重視されるかによって変わってきます。

当院では、それぞれの治療法を丁寧に説明し、患者様としっかり相談した上で、ご納得いただける最適な方法を一緒に選んでいきます。

滋賀県大津市で銀歯の見た目や虫歯の再治療でお悩みの方は、ぜひ一度、当院までお気軽にご相談ください。

ページトップへ戻る