インフルエンザ予防と歯磨き
もうすぐ11月、朝晩少し寒く感じるようになってきました。寒い季節になると流行しだすのがインフルエンザです。インフルエンザなどのウイルス感染症の予防に歯磨きも有効であるといわれていることをご存じですか。
歯周病の主な原因はお口のなかの細菌です。歯周病の原因となる細菌の出す酵素の働きによりインフルエンザウイルスが体内に侵入しやすくなるのです。毎日の歯磨きを丁寧に行うとともに歯科医院で定期的に歯石除去を行い、歯周病の悪化を防ぐことはインフルエンザ感染予防にもつながるのです。おそらく新型コロナウイルス感染予防にも有効であろうといわれています。
また、特にご高齢のかたで問題になるのは誤嚥性肺炎です。食べ物が食道でなく気管に入ってしまう誤嚥が生じた際に、お口の中が汚れていると大量の細菌が気道に入ることとなります。そのため肺炎を引き起こすのです。インフルエンザや新型コロナウイルスに感染した際に、細菌性の肺炎を併発すると重症化します。
毎日のブラッシングは口の中の問題だけでなく、インフルエンザ予防、肺炎予防にもつながります。日本歯科医師会の動画でも説明されているのでぜひご覧ください。
日歯8020テレビ インフルエンザ予防と歯周病菌 https://www.youtube.com/watch?v=f-zBWyhugCI